父亡き後に大腸がんを患って闘病していた母がなくなりました。

母が亡くなってから後悔していることがあります。
それは、母の悲しみに寄り添ってあげられなかったことです。

母が大腸がんを発症した時、私は下の娘が生まれたばかりの状態で育児や家事が忙しくて、毎日が精一杯で母の気持ちまで考えてあげる余裕がありませんでした。
夫を亡くしてすぐに自分も病気になってしまったこと、目の前にちらつく死という恐怖など不安な気持ちでいっぱいだったのでしょうが、それをわかっていても聞いてあげることがあまりできませんでした。
私も自分の家族のことで大変だったので、正直なところ母まで自分の負担になるのが嫌だったのかもしれません。
亡くなった後に、母の遺品を片付けていたところ「日記帳」が出てきました。
そこには、毎日、押し寄せてくる不安と戦いながらも前向きに生きていこうとする母の姿が書かれていたのです。

「自分一人で何とかするしかない」と思っていたのでしょう。
癌の痛みを訴える母に対しても「気持ちの問題もあるから頑張って」と無責任なことを言ったり、
自宅で調子が悪くなり点滴をしている際に「点滴が終わったら抜いてくれないかな?」という電話に対して「今は忙しいから無理。自分でやれないの?」と冷たい対応をしてしまいました。
今思うと、私自身も、弱っていく母を受け止められなかったのかもしれません。

父がなくなり、これで母を亡くしてしまったら、一人っ子の私はどうしていいのかわからなかったのです。
現実を見たくなくて、母にそっけない態度をとってしまいました。
「もっと優しくしてあげればよかった」と亡くなってから思うことがあります。

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